
俳優・三浦友和(65)と元歌手・三浦百恵さん(58)夫妻の長男で
シンガー・ソングライターの三浦祐太朗(33)が都内で行われた
自身のバースデーライブで、自身が生まれる前に芸能界を引退した
母、山口百恵の名曲だけをカバーしたアルバムを7月5日に
リリースすることを発表した。
息子の母への想いを抉る。

アルバムのリリースはレコード会社争奪戦に
テレビ番組で母・百恵さんの「いい日旅立ち」「秋桜」を
カバーしたことがあり、所属事務所にはCD化の問い合わせや
要望などが1000件以上殺到した。
そんな反響あるミュージシャンを業界が放っておくはずもなく、
レコード会社数社が争奪戦を行った末、
「ユニバーサルミュージック」から全8曲収録で発売されることが
決まった。
<収録曲(予定)>
・いい日旅立ち
・秋桜
・さよならの向う側
・曼珠沙華・
・イミテーションゴールド
・夢先案内人
・プレイバック partII
・謝肉祭
母・百恵への息子の想い
祐太朗はアーティスト活動10周年の節目として、
母のDNAを受け継ぐ自身が、伝説の歌手“山口百恵”の名曲を
歌い継ぐことが「使命」と考えていたことがきっかけだと語った。
また、選曲にあたってはカラオケボックスで数ある母の名曲を
改めて歌ったうえで、自身がカバーする意味のある楽曲を厳選。
さらに、それらの楽曲を提供した谷村新司、さだまさし、
宇崎竜童、阿木燿子らに直接あいさつに行き、
カバーする許可やアドバイスをもらったうえで最終的に選曲したという。
33歳を迎えた祐太朗は、母の楽曲に挑んだ想いを明かした。
「間違いなく自然と、時代を越えて歌い継がれて行くであろう
名曲たちを、僭越ながら私三浦祐太朗がカバーさせて頂きました。
私はアーティストとしての「山口百恵」をリアルタイムでは知りません。
ファンの皆様の方があらゆる面で詳しいと思います。
当時の圧倒的な輝きをこの目で見てみたかったとつくづく思います。
私にとっては生まれた時から、そしてこれからも、
母としての「三浦百惠」です。
逆に言えばこの部分は私だけが知っています。
今回この素晴らしい楽曲をカバーさせて頂くということで
大きなプレッシャーを感じましたが、
作詞曲者の皆さんのお話から自分なりに咀嚼し
その曲の持つ色や表情を壊さぬよう歌いました。
そして前述した「母」へのありったけの感謝と尊敬を歌に添えて。
どうか手にとってお聴き頂ければと思います。」

まとめ
「いい日旅立ち」を谷村新司のリサイタルに
ゲスト出演したとき披露した際、母・百恵さんから
初めて助言を受けたことを明かした祐太朗。
その助言は、「鼻濁音」だった。
「鼻濁音を発音するのに意識した方がいいかもね」
と百恵さんから言われたという。
1980年10月に人気絶頂で芸能界をキッパリ引退した
山口百恵を今なお、応援し続けているファンは多い。
そして、「山口百恵」に憧れ、背中を追いかけながら
活動を続けているミュージシャンも数多くいる。
そんな「山口百恵」に関係する多くの人たちの想い、
さらに、自分を育ててくれた「母・三浦百恵」への想い。
7月にリリースされるアルバムは
「山口百恵」を超える作品になることは決してないと思う。
しかし、三浦祐太朗の代表作品の1つとして、
音楽業界、音楽ファンに注目されるものになるのは確実だ。
このアルバムをきっかけに、さらに活動の場を広げて、
ファンを喜ばせて欲しい。
尾崎豊を求めているファンが、
息子・尾崎裕哉に救われているように、
伝説の歌手「山口百恵」を求めるファンは、
三浦祐太朗の甘い歌声に救われるはずだ。
母の偉大さをさらに感じる作品となるのだろう。
そして、母とは違う「三浦祐太朗」を売り出すチャンス、
となるのは間違いない。
